来年出発の第61次南極観測隊長が決まりました
11月8日に開催された極地域観測統合推進本部総会で、第61次南極地域観測隊長・副隊長が決まりました。東京オリンピックのときには国内にいない隊になります。
第61次南極地域観測隊長・副隊長の決定等について:文部科学省
越冬隊長の青山さんは第49次越冬隊に参加されています。48次越冬隊員だったわたしと2008年2月1日に昭和基地で越冬交代しています。
が、青山さんにはお目にかかった記憶があまりないのです。
地圏、という地震、岩石、重力などを観測する研究分野の人なので、南極の夏はほとんど昭和基地にはいなかったのだろうと思います。
第60次南極地域観測隊(夏隊)同行者の追加決定も出ています。今回は報道関係者は同行しないようです。
60次隊の「しらせ」出航は11月10日(土)です。東京地方は晴れの予報。旅立ちにはよい日和になりそうです。
11月9日(金)の「やりすぎ都市伝説」
壮行会の季節
第60次日本南極地域観測隊本体の出発は11月25日です。10月の下旬から、いろいろな壮行会のご案内がやってきます。極地研究所の研究部門、南極OB会、(前に勤めていた)気象庁南極OB会、(前に住んでいた)南極OB会茨城支部、などなど。都合がつかなくて失礼することが多いのですが、今年は、私の参加した、12年前の48次隊と3年前の57次隊メンバーによる壮行会両方に参加できました。
ストロボをつけ忘れた集合写真は個人が特定できないので、載せてもいいでしょう。
これから南極に向かう方はいい笑顔してます。
以前に参加した隊の会は、再度、再々度南極に行く人を送り出すとともに、仲間が集まる機会でもあります。仕事を強引に切り上げて、駆けつけたときには開演から1時間半が過ぎていた、なんてこともありましたが、それでも久しぶりに元気な顔を見て、杯を交わせるのは楽しいものです。ただ、南極関係の呑み会は、いつのまにか大声で話してしまうので、翌日は二日酔いもさることながら、声が枯れますなあ。
一番大規模な、公的な壮行会は、「南極地域観測統合推進本部総会」の後に明治記念館で、しらせ乗組員と合同で行われます。 nankyoku-30nin.hatenablog.com
今年は11月8日に行われるはず。
平成30年11月8日 第153回南極地域観測統合推進本部総会の開催について:文部科学省
この「本部総会」では、次の次、来年出発する第61次隊の隊長・副隊長候補が発表されるのです。
ハロウィンのお菓子で思い出すこと
2年まえ、昭和基地ではペコちゃんが仮装していておりましたが、
ハロウィンで思い出したことがもう一つ。
「しらせ」が日本から旅立つのは11月、ことしは11月10日です。
荷物の積みこみは11月初めくらいまでになります。
越冬隊への差し入れで、お菓子を送ってくださる関係者が多いのですが、
(荷物を広げた部屋の写真の一部を拡大したものです)
「しらせ」への荷積みのころがちょうどハロウィンの時期なので、ハロウィンパッケージのチョコとか駄菓子とか、いっぱい入っていました。
次の観測隊員がやってくるのはクリスマスの頃で、船から昭和基地にお菓子が運ばれるのは年末から年明けにかけてになります。お正月あけ、夏の作業の合間につまむお菓子にかぼちゃが描いてあって、ふしぎな気分になったものです。
(これは、今年、買ったりもらったりしたお菓子ですよ)
今週のお題「ハロウィン」