世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

訓練:玉掛け技能講習

8月26日から28日の3日間、玉掛け技能講習を受講してきました。

テキストによると"玉掛け"とは「ワイヤーロープやチェーンそのほかの玉掛け用具を用いて、荷をクレーン等のつり具に取り付けたり、取り外す作業」だそうです。ヘリコプターで昭和基地に運ばれる荷物は、クレーンでトラックに積んで、必要な部署に配達されます。その作業で必要な技術を身に着ける訓練です。

ロープなどを付けたり外したりするだけのために、3日間、19時間の講習を受けるわけですが、この作業が危ないから。付けたり外したりはある意味簡単ですが、しくじって吊り下げたものが落っこちたりクレーンが倒れたりすれば大変ですから。

初日と2日目の午前は座学。

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ひさしぶりに力学のお勉強も。

 

2日目午後と3日目は実技。カメラは持ち込めなかったのですが、こちらが雰囲気に近いかな。

2日目の午後に学科試験、3日目の午後に実技試験がありまして、どちらも無事に合格して、修了証を戴けました。(学科試験は合格率94%、実技で落ちた人はいなかったみたい)

 

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ロゴマークが入った57次隊のヘルメットを持参したら、目立っちゃいましたね。講師のうちおひとりが「今年行くのか? 俺は12次隊で行った」と。1970年から1972年に越冬された大先輩でした。