世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

観測隊ヘリとJacksonさん(代理人更新)

17日の話になってしまいましたが、ヘリコプター講習があったそうです。観測隊って、実にさまざまな講習を受けるのですね。

 

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夏の南極では、ヘリコプターを使った移動が欠かせません。

57次隊では、しらせには2機の海上自衛隊ヘリが搭載されていますが、さらに極地研がチャーターした、小さめのヘリコプターが1機、あります。運行するのはHelicopter resource社で、スタッフ2名がしらせに乗り込んでいます。

これがHelicopter resource社のAS機。しらせ搭載機より小さいですが、観測隊のオーダーに応えて柔軟に運行してもらえます。17日、このヘリコプター乗り降り、荷物の積み込みなどの講習がありました。

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パイロットは日本人の佐藤さん、メカニックは豪州のJacksonさんです。パイロットを目指して修行中のナイスガイで、夜は一緒に一杯やることも。

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豪州の麦酒やなかなか旨いラム酒をごちそうしてくれます。

しらせの暮らしもエンジョイしているようですが、困ってるのが朝食。ご飯とお味噌汁と佃煮と、が毎日つづくので、トーストを出してもらえるようお願いしたとか。