世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。

外出制限と夏のトイレ

28日未明からの強風は一日続きました。夜には外出制限が出そうだ、ということで、早めに夏作業中の宿舎に戻ることにしました。外出制限が出たら、原則として屋外を移動してはいけません。

さて、私が滞在している第二夏宿舎には、水道設備がありません。飲料水はポリタンクで運んできます。お湯は沸かせますがごはんは炊けません。いざというときにはカップめんなどの非常食でがんばることになります。


食べる方はいいとしても、出すほうは…これがトイレ。屋外に設置されています。

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通称「ションポリ」。なんの略かは言わぬが花でしょう。中身は、当直が毎日リアカーで運んで処理します。

 

"大"のほうは、400メートルくらい離れた第一夏宿まで歩いて行って、ということになりますが。外出制限が出たら、しょうがない。緊急時トイレをつかうことになります。

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第二夏宿の住人は現在三〇人弱。今回は、これにお世話になることはなかったようです。

 

なお、女性の隊員は夏宿舎でなく、越冬隊員と同じ居住棟に部屋を貸してもらえます。ちゃんとした水洗トイレもありますよ。