世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

観測隊員のファッションについて

多くの隊員はおんなじ格好です。頭は指定の緑色ヘルメット。服装は青のヤッケ、オレンジか赤色のオーバーズボン、ぜんぶ支給品です。

f:id:nankyoku_30nin:20160123120806j:plain

 

足元は黒の安全長靴。下駄箱で自分のものを探すのに苦労します。

 

日焼け防止のため、サングラスと目出し帽の人が多いです。越冬してしばらくすると、シルエットで誰なのかわかるようになりますが、今は背の高さとバンダナなどちょっとした小物で人を判別しています。よく間違えます。

f:id:nankyoku_30nin:20160123120851j:plain

ちょっとオリジナルな格好をしているのは、設備や車両関係の隊員が多いです。日焼けなんか気にしない、というひともいます。タバコを吸うのにじゃまくさいだけかもしれません。(携帯灰皿を持っていれば、屋外での喫煙はOKです。)

f:id:nankyoku_30nin:20160123120928j:plain

わたしはほとんど作業着と作業ズボンでうろついています。学生時代のアルバイト経験のおかげなのか、作業着のほうが落ち着きます。

ちょっと異様? 朝礼前のラジオ体操です。 

f:id:nankyoku_30nin:20160123121046j:plain