世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

南極郵便

昭和基地の通信室内に、ちいさなポストがあります。

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日本郵便株式会社 銀座郵便局 昭和基地内分室です。情報通信研究機構から派遣された電離層担当夏隊員と総務省から派遣された通信隊員(越冬)が面倒を見てくれています。しらせ船内の郵便局にくらべると、ごくささやかなものです。 

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 取り扱い業務は、国内あての普通通常郵便物の引き受け、郵便切手の記念消印、郵便切手の販売ですが、切手の販売は夏期間だけです。昭和基地でお金を使うのはここだけ。

「郵便切手の記念押印」というのは、郵便切手の消印だけで、配達しないものです。昭和基地としらせ船内の記念押印は、例年、日本郵政で受け付けています。(リンク先はpdfファイルです)

消印は銀座郵便局ではなく、ちゃんと昭和基地内の風景印が用意されています。

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このポストに出された郵便物は、「しらせ」で持ち帰って発送されるので、配達されるのは4月中旬になります。郵便物の収集は年に一回。ことしは2月14日になるそうです。15日よりあとに出すと配達が一年遅れてしまう。

料金は、日本国内と同じです。(直線距離で)14,000kmを52円で届けてくれんるんですから、安い!?