越冬隊と映画「オデッセイ」(代理人投稿)
第56次越冬隊と第57次夏隊を乗せたしらせが、日本を目指して進みはじめましたね。
第57次越冬隊は日本から直線距離で14,000㎞離れた昭和基地で、30人での暮らしがはじまりましたね。
「30人になってしまった」と代理人が感慨にふけることはありません。出発してしまえば、南極到着もしらせの接岸も越冬交代もみな同じ。遠い遠い世界でのお話です。ただ、しらせが南極を離れたということで「12月にしらせがお迎えにくる間にご本人が死んだら、南極で火葬するのか?それとも寒い場所だからそのままでオッケーか?そもそも棺桶って越冬隊がつくるの?」と脳裏をよぎりましたが、これ以上考えるのは悪趣味なのでやめておきましょう。
不測の事態を予測し腹をくくる、それも大事なことです。
気になる映画「オデッセイ」を観てきました。しかも4DXで。
臨場感ありましたよ。まるで火星に行ったみたい。誰も行ったことがないけれど。
この映画は宇宙飛行士がたった一人で火星に取り残され、逆境にめげず に生き抜くというお話です。ご本人が越冬中ということで、南極を想像しながら観ていました。
火星と南極、どっちも行ったことがないけれど、相通じるものを感じました。
・火星は宇宙、南極は地球だが、どっちも僻地
・火星で一人、南極観測隊(越冬隊)は30人だが、どっちも少人数で閉鎖空間
・火星で交信手段はない、南極はメールはつながるがスカイプやラインは禁止、どっちも通信手段に制限あり
・火星は食料31日分、南極は1年分の食料を持っていくが、どっちも補給はない
五感と頭脳をフル回転させ生きるために必死であるのは両者同じ。日本でぬくぬくと暮らしている代理人にはわからない世界なのかもしれません。
と同時に代理人のミッションは「来年の春、笑顔で再会すること」だと強く強く思いました。来年の春かぁ。。。やっぱり、長いなぁ。。。まぁ、ゆっくり待つとしましょうか。。。