地震と南極
14日の夜から、これを書いている16日の朝まで、繰り返し大きな地震が起きているとのこと。浅いところで起きた大きな地震は、すぐにはおさまってくれないことがあると、以前勤めていた気象庁で聞いたことがあります。
「熊本県で震度7の地震があった」という情報は、全基地への放送で流れました。今はメールや電話の他に、facebook, twitterなどのSNS(social networking service)も使って、国内の家族の安否を確認することができます。東日本大震災級の大規模な災害の場合は、極地研究所も安否確認に協力してくださるとのことです。
無線通信しかなかった頃に国内で災害があったら、どれほどの心労であったことか、想像しがたいです。一方で、観測隊員はどんな状況になっても帰るわけにはいかない。これは変わりません。
状況を選べるものではないけれど、すこしでも早く事態が収まっていくように、これ以上被害が大きくならないように、お祈りします。