世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

医務室に行きました

f:id:nankyoku_30nin:20160423035717j:plain

といっても、さいわい病気やけがではありません。

21日の午後、南極医療補助隊員訓練を受けました。


この日に勉強したのは、まず点滴の組み立て方。なぜかいらっしゃる骨格標本の横に点滴バッグを吊るして説明を受けます。

 

f:id:nankyoku_30nin:20160422052649j:plain

そのあとは期限切れのバックで、実習。

f:id:nankyoku_30nin:20160422052847j:plain

医療機器のたちあげ(暖房、無影燈、超音波検査器など)
f:id:nankyoku_30nin:20160422052710j:plain

処置する部屋は、ふだんは人がいないので、寒い!
手術台の上の無影燈は、けが人や患者さんを温めるためにも大事だそうです。

そのほか、

・ピンセットなどの器械の扱い方(清潔にしておくところには触らないように袋を破って取り出す)
・ゴム手袋のつけかた(清潔にしておくところには触らないように手袋をはめる)
などなど勉強しました。

 

昭和基地には、医師が二人いますが、看護師はいません。複数の人がケガをしたり、たまたまお医者さんが一人しかいない時に事故が起こったら、対応するのが難しくなります。そこで、わたしのような一般の隊員でも、手伝えるところは引き受けられるように、医務室でお医者さんが患者・負傷者を診る準備と手伝いができるように講習を受けたのでした。