古いレンズを新しいカメラに・その2
27日の夜はひさしぶりに星が見えました。
午後7時前には月が昇ってくるので、早い時間に外に出てみました。これは午後7時半ごろの西の空。
南半球ではオリオン座はさかさまになって沈んでいきます。気象棟のむこうに頭をいれたような形です。
使ってみたレンズは、前に紹介したものよりもちょっと広い範囲が写ります。みなみじゅうじとケンタウルス座。
2つ、人工衛星の光跡が写っています。
南極、北極の上空を通る人工衛星はとてもたくさんあります。衛星が地球を南北にまわる(たてに回る)あいだに、地球が自転する(よこに回る)ので、時間をかければ地球上の全部を観測できるようになるのです。ここでは2秒間、カメラを空に向けただけですが、光跡が写真に入ってきました。
以下、趣味人の方のために、
使ったレンズはNikkor 35mm f/1.4。フルサイズで52mm相当です。
絞りは2に設定して、固定撮影で露出時間は2秒。ISO6400で撮影。月が出てきていてあまり露出をかけられませんでした。
前に紹介した50mmf1.2のほうが写りはいいですね。保管条件にもよるので、レンズ特性だけのせいではないかもしれませんが、原盤で見ると星像の歪みも大きいし、色収差も目立ちます。