世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。

流れ星、かな?

「みずがめ座」というのは星占いで聞くことが多いのですが、5月上旬にはこの星座のあたりから流星がたくさん流れます。「みずがめ座η流星群」といって、ピークは6日の明け方頃だそうですが、前後数日は流れ星がよく見えるとのこと。今年は月明かりがなく、南半球のほうが見やすく、昭和基地だと街のあかりもない、と好条件がそろいました。

空の条件の良いところでは3分に1個くらい見えるとの予報でしたが、9日の午前0時までのところでは、残念ながら目で流れゆく星を見ることはできませんでした。

でも、写真には写りました。

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右下の引っかき傷のようなものが流星です。

でも、これは違う。(右下の線です)

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流星は流れている間に光が強くなって、やがて弱くなって、消えていきます。なので、写真に撮ると両端が細く、真ん中が太い、白い線となります。

下の写真の線は、端から端まで同じ太さ。初めから終わりまで光の強さが変わっていないのです。

たぶん、人工衛星の光跡でしょう。