氷の割れ目を見下ろして
丘の上から海を見たところです。海上に細い三本の線が見えるでしょうか?
海岸線に沿って割れ目が出来ています。海の氷が潮の満ち引きによって上下に動くと、動かない陸との間に割れ目ができます。タイドクラック、といいます。
近くに寄ってみると、こんな感じです。
またいで越せそうに見えますが、割れ目のまわりの下に空洞ができていることもあります。踏み抜くと、数メートル下まで落ちてしまうかもしれません。青い旗は、警戒エリアを示す標識です。
南極の海氷は頑丈に見えますが、その上での行動には危険が伴います。基地から海に出るときには、かならず通信室に無線で連絡することになっています。