世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

第7話・関心事と無関心事の間で 【代理人投稿】

夏が過ぎ、2015年秋になりました。

南極観測隊の出発前は忙しい。

南極に物を運んでくれるのは、しらせのみ。

忘れ物したら、それでおしまいです。

だから(!?)、準備は念入りのようです。

 

10月は仕事の荷物の輸送と越冬私物の準備

11月上旬は夏私物をしらせに積み込み

11月16日、しらせ出港

というスケジュールでした。

 

10月のご本人は越冬私物より仕事の荷物のほうが重要だったようです。

「パンツは何枚用意したらいいの?靴下は??」

いくら代理人が訊ねても「う~ん」と返事。

それが繰り返されるうち

「もう、一体何が何枚必要なの。口頭でなく書いて出せ」

と言ったこともありました。

それでも状況は改善されず、結論はこんな感じでした。

(下記をクリックくださいね)

nankyoku-30nin.hatenablog.com

 

現在みずほ基地でパンツを4日~5日はいて交換しているそうなので、そんな人にパンツの枚数を聞いた代理人がバカだった、そう思うことにいたします。そう思わないと、やっていられないのですよ~。