読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。

南極大陸の旅・太陽と月と雲と

内陸の旅では、同じ景色が続きます。前を走る雪上車とそり、空と大地。

そんななかで、太陽や月と雲がつけてくれる空の変化はたのしみでした。

 

これだけくっきりした、真円にちかい日暈は、はじめて見ました。

f:id:nankyoku_30nin:20161029225849j:plain

 

太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる「彩雲」です。

f:id:nankyoku_30nin:20161029225907j:plain

 

極地の夏が近づいていて、夜はもう真っ暗にはなりませんでした。満月の夜、22時を過ぎたころですが、画面左に地平線に赤みが残っています。右の方には、低い地吹雪を照らしている雪上車の灯りが写っています。

f:id:nankyoku_30nin:20161029230004j:plain

昭和基地で見る空と内陸で見る空に、大きな違いがあるわけではありません。それでも、旅行中にこのような太陽と月と雲の造形をみつけるとうれしくなりました。旅のさなかでは、空を眺めている時間が長いためでしょうか。