「飛行場」のしごと
6日は、昭和基地にやってくる飛行機の出迎えに行きました。到着予定の1時間前には昭和基地を出発。海氷の上に作られた滑走路まで、雪上車で15分くらい走ります。
人の顔のようにも見えるユーモラスな旗は、航空標識です。一列に並んで、滑走路の場所を示しています。
普通の旗と違って、ぱたぱたとはためかないので風に弱いのです。離着陸の前にはちぎれたり折れたりした旗を交換します。
おひるごろ、予定通りに飛行機が下りてきました。
ドラム缶8本、1600リットルの航空燃料を給油していきました。この燃料は昭和基地からそりで運んでくるものです。パイロットからは「昭和基地の滑走路はパーフェクトだ」と大変にほめていただきました。
この日は標識のメンテナンス、燃料そりの準備のほかに、雪上車の準備と後片付けなどで3時間くらい費やしました。ほかにも滑走路の整備、航空機向け気象通報、英語で無線通信などの仕事があります。関係するほかの基地でも、同じような仕事をして、南極の航空路線を支えているのでしょう。
今回のお客さんはインドの方々、大変に陽気で、シャッターを切ってあげたり、昭和基地についての質問をうけたり。インド人の英語は聞き取りづらいです。
お土産にいただいたインドのお菓子です。
砂糖菓子みたいな感じ。味のほうは、うーん…クルマの芳香剤みたいな香りがしました。