残業の日々
あと2週間ちょっとで「しらせ」が58次隊を乗せてやってきます。彼らの活動に支障をきたすことがないように、夜間も作業がつづいています。
ダンプやパワーショベルに乗る隊員は夜11時をすぎても仕事をしています。重機に乗らない手作業もありますが、これは毎晩8時頃から10時くらいまで。体力的に、あまり長いことは続けられません。
12月5日(月)は砂撒き。この周辺に、58次隊が運び込んだ荷物が置かれるので、土を出しておかないといけない。
12月6日(火)は100キロリットル水槽の除雪。パワーショベルで水槽を壊してしまうと大変にまずいので、手掘りです。
冬の間に何度も掘り出しましたが、これが最後の除雪になってほしい。
12月7日(水)は気象高層観測に使うヘリウムガスボンベのまわりを除雪。
このボンベのガスを風船に詰めて、1日2回、観測機器を空に上げるのですが、大量のガスボンベがすっかり埋まっていました。
12月8日(木)は58次隊が入る夏宿舎の水道ホースの施工。
閉鎖してから300日あまり。冬を越して、ふたたび使えるようにするにはいろいろな準備が必要です。
私たちを迎える前には、56次隊も同じような苦労をされていたのでしょう。越冬隊の責任を果たすため、もうひといきがんばらなくては。