世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。

残業の日々

あと2週間ちょっとで「しらせ」が58次隊を乗せてやってきます。彼らの活動に支障をきたすことがないように、夜間も作業がつづいています。

 ダンプやパワーショベルに乗る隊員は夜11時をすぎても仕事をしています。重機に乗らない手作業もありますが、これは毎晩8時頃から10時くらいまで。体力的に、あまり長いことは続けられません。

 

12月5日(月)は砂撒き。この周辺に、58次隊が運び込んだ荷物が置かれるので、土を出しておかないといけない。

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12月6日(火)は100キロリットル水槽の除雪。パワーショベルで水槽を壊してしまうと大変にまずいので、手掘りです。 f:id:nankyoku_30nin:20161208055203j:plain

 冬の間に何度も掘り出しましたが、これが最後の除雪になってほしい。

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12月7日(水)は気象高層観測に使うヘリウムガスボンベのまわりを除雪。 

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このボンベのガスを風船に詰めて、1日2回、観測機器を空に上げるのですが、大量のガスボンベがすっかり埋まっていました。

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12月8日(木)は58次隊が入る夏宿舎の水道ホースの施工。

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閉鎖してから300日あまり。冬を越して、ふたたび使えるようにするにはいろいろな準備が必要です。 

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私たちを迎える前には、56次隊も同じような苦労をされていたのでしょう。越冬隊の責任を果たすため、もうひといきがんばらなくては。