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世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。

来た時よりも美しく

26日の午後、車庫の付近での清掃活動がありました。

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木くず、プラスチックのかけらなどを拾い集めています。

いまではこうしたごみが屋外に散乱するようなことはまずありませんが、昭和基地60年の歴史をさかのぼると、「野焼き」など今から見れば乱暴な処理も行われていました。

 

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ごみを拾い上げられるのは、雪の積もっていないこの時期だけです。

 

ちょこちょこと集めるちいさなごみだけでなく、古いコンテナや、壊れた木製パレット、ドラム缶など大物もありました。メッシュパレットという金網でできた箱に入れて、フォークリフトやトラックで運びます。

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廃棄物は日本で処理しますが、今年はもう「しらせ」には積めません。昭和基地に保管しておいて、58次隊に持ち帰ってもらうことになります。

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「58キD」というのが58次隊持ち帰り廃棄物の記号です。


数時間がんばったら一気にかたづくというものでもありませんが、すくなくともわたしたち57次隊が来た時よりも、きれいにして昭和基地を離れます。