世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

アムンゼン湾1 最後のおしごと (代理人更新)

ご本人の第57次日本南極地域観測隊員としての最後の仕事が無事に終わりました!

でも、しらせの観測はまだ続きます。めざせオーストラリアではなく、めざせ次の観測地点のようです。しらせはいろんな観測しているのですね。

 

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帰り道に残された最後の仕事、無人オーロラ観測装置の移設をしてきました。一年間、昭和基地内でテストしたものを、550キロメートル離れたアムンゼン湾の海岸に運んで組み立てます。

nankyoku-30nin.hatenablog.com

2月19日に1日目の作業をしたのですが、20日から22日まで3日間は天気が悪くヘリコプターが飛びませんでした。天候が回復した23,24日の2回、出かけて作業を終えました。3回とも日帰りです。

初日と二日目は、建築や電気の担当隊員にもおねがいして、両日とも13人と大人数で現地に向かいました。

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さすがはプロ。岩盤への穴あけ、足場の組み立て、風力発電機の設置など、現場に出るとてきぱきと作業が進み、二日目のお昼過ぎには完成しました。

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23日の午後から24日にかけては、国内と衛星電話で連絡を取りながら最終調整。無事に稼働したことを確認して、最終便のヘリコプターで「しらせ」に戻りました。

 

24日の夕方、「アムンゼン湾を離れ、ケープダンレー(次の海洋観測地点)へ向かう」と艦内放送がありました。これを聞いて、自分としては昭和基地を離れるときと同じような感慨を覚えました。やっと仕事が終わった。これで帰れる。