世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

続・越冬隊と映画「オデッセイ」 (代理人更新)

ご本人、映画「オデッセイ」を観たんだぁ。代理人が観てから1年がたったんだぁ。そして、もうすぐご本人が帰ってくるんだぁ。あ~、やっぱり長かった。。。と代理人は感慨にふけてしまいましたよ。

 

それにしても、南極に行った人にしかわからない感想ではないか!!前回よりブリザードが大変だった?帰ってこれないと感じたことがあった??もしかして、死にかけたことがあった???

あと8回寝たら帰ってくるので、ご本人に聞いてみようっと。

 

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映画「オデッセイ」のDVDを、「しらせ」船内で見ることができました。昨年2月に代理人が見て、記事を書いていますね。

nankyoku-30nin.hatenablog.com


事故で火星に取り残された主人公が、手持ちのもので生き延びて、救助してもらうまで。言ってみればロビンソン・クルーソーの火星版ですな。

 

見てみたら、南極っぽくてびっくりしました。冒頭の砂嵐は越冬中に経験したブリザードにそっくり。火星の景色も、赤っぽい砂を白い雪に変換したら南極です。細かいツッコミどころ(中国と米国の宇宙モジュールのドッキング部分は互換性があるの?とか)はありますが、あまりトンデモにもならず、最後まで楽しめました。

 

とりあえず、「南極物語」、「復活の日」よりはずっと南極らしい映画です。