世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

サイエンスアゴラでお話をしてきました

25日の午後、東京テレコムセンタービルで開催されていた「サイエンスアゴラ2017」に参加してきました。

 

私が参加したどこにある?何が見える?知られざる南極のすがたのブースはこんな感じでした。お話の時間以外もブースの周辺にいて、お客さんの質問に答えていたので、けっこう忙しい。

右端の黄色いテントの中にはペール缶トイレ。興味深そうに眺めている人には「基地にはちゃんとしたトイレがありますよ」と声をかけました。

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大きく伸ばされた雪上車の写真は、私が大陸で撮ってきたものです。防寒服を着て記念写真を撮るこどもたちがたくさんいました。

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午後1時半からのトークショー。ブースの片隅に椅子を10脚ほど並べて、壁にパワーポイントの画像を映します。

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話を始めるころには空席が目立っていましたが、オーロラ動画などをお見せしていると通りがかりの人が足を止めて、聞いてくれます。マイクは使えないので、なるべく大きな声でがんばりました。

 

 サイエンスアゴラには昨年は4日間で9千人以上が参加したそうです。 今年も大盛況でしたが、企画の数も多い。この日には110以上のプログラムが実施されています。これは、一階のメインステージ。私のいたブースは4階です。

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どうやってい自分のブースに足を止めてもらうか、が大事になります。企画提供者のつくばサイエンスツアーオフィスのスタッフが道行く人に声をかけて、懸命に集客してくださいました。