世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

第60次南極地域観測隊員が発表されました

今年の秋に出発する、第60次隊の隊員が発表されました。

第60次南極地域観測隊員等の決定について:文部科学省

私が48次隊、57次隊で南極にてご一緒した方も何人か入っていました。おつかれさま、という気分と、ちょっと羨ましい気も? 

 

今回の越冬隊は31人、そのうち29人がすでに決定して、あと二人が未定だそうです。南極経験者とはじめての人の割合を見てみました。

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1/3が経験者です。が、よく言われるのが"南極では経験者のいうことを信用しちゃいけない"。まあ、正確には信用し「すぎ」てはいけない、ということです。南極の状況は毎年変わるなかで、"あのとき大丈夫だったんだから"という経験は、大変にあやういものになりかねません。ともかく、ご安全に!

あと、調理担当の隊員は、経験者とはじめてのペアで行くことが多いようです。南極でご飯を作ることよりも、その準備に経験者が必要だからだと思います。1年分の食料を過不足なく(←ココ重要)予算内で購入して積み込む、というのは、はじめての人にはかなり難しい仕事なのでしょう。