冬山訓練
隊員候補者を集めて、3月2日から6日までの5日間、乗鞍高原で冬季訓練が行われました。
内容は
雪の上の歩き方:スノーシューをつけて山の中を歩きます。
ルート工作:地図上に付けられたしるしの地点まで、地図とコンパスだけで到達する訓練です。今は南極でもGPSが使えるのですが、こうした機械はいつ壊れるかわかりません。地図とコンパスは、まず壊れることはありません。
テント・ツェルトの張り方:ツェルトは非常用の小さくて軽いテントです。いざというときにテントやツェルトを持っていても、きちんと張れなければ生き残るチャンスは小さくなります。
そして、冬山でツェルトの中で寝る:とても良いお天気で、風も弱くラッキーでした。最低気温はマイナス10度くらいだったか? うとうとするくらいでぐっすりは眠れません。
実際には、南極でこうした寒さのなかで一晩過ごす、雪の上をずーっと歩くといったことはほとんどありません。しかし、万が一の時、こうした訓練を受けていれば慌てずに行動できるかもしれません。
立川の極地研究所から乗鞍までは貸し切りバスで移動します。フロントガラスにはこんな表示が。