思い出のアルゴフロート(代理人更新)
しらせでは、いろいろな観測が行われているのですね。
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16日の午後、しらせからアルゴフロートが投入されました。浮いたり沈んだりを繰り返して、海の中の水温と塩分の濃さを測り、浮いているときにデータを衛星経由で送信する、かしこいフロートです。
箱ごと海に入れていますが、この段ボール箱は生物によって分解されるものだそうです。
二十数年前に私が気象庁本庁の海上気象課というところに勤めていたとき、このフロートのデータが入り始めました。それまで海洋観測船によるものだけだったのが、観測地点の数が20倍くらいになって、データチェックが追いつかなくなりました。
あのころ画期的かつ大変だったアルゴフロートの放流に、いまさらながら立ち会うことができました。感慨深いものがあります。