南極行きにむけて【荷物編】(代理人投稿)
ご本人が西オングル島に出かけたので、代理人の投稿です。
ご本人が出発して1か月以上となりました。「1か月は短かった?長かった?」と問われたら、「わからない」というのが正直な答えです。
1か月たって感じたことは「お酒は人と飲んだほうが楽しい」「お弁当をつくらないのは楽だ」「ダブレットのダウンロードができないよう(涙)」。
さて、本題に入りましょう。単身赴任はよくあることですが、南極行き(越冬隊)は特殊な環境です。なぜならば、荷物の補給ができない・郵送ができない(署名・捺印が不可能)・一時帰国ができないから。3つに対応するため、さまざまな準備をしました。それらをご紹介したいと思います。
ご本人も荷物の記事を書きましたが、補足しますね。
代替のきかない眼鏡は4つ用意しました。使い捨てコンタクトレンズもたくさん持ちました。「老眼になったらどうする?」とドクターに相談したら「1年間でそんなに進行しないから大丈夫」と言われ、安心しました(笑)。
歯ブラシは1か月に2本使うから、16か月で32本必要、と予測がたてられるものは簡単に用意ができましたが、衣類は困りました。だって、1年間でどのくらい消費するのか見当がつかないじゃあないですか。 そこで「とりあえず2ケタ」というわけのわからない法則をたてて、2ケタになるよう用意しました。
「越冬中は太るからサイズアップしておく?」「過酷な環境だから劣化も早い?」などいろいろ考えたのですが、わからないものは、わからない。そのうち面倒くさくなり、自宅のスぺースのほうが気になりだし「1年4か月も使わないものを置いておくスペースがもったいない。全部持っていって」とほとんどのご本人の衣類は南極へ行くことになりました。
それでも足りなかったら、隊員同士で物々交換してくださ~い。
ちなみに自宅におけるご本人の痕跡ですが、納戸にあるカラーボックスのうち4箱・本・スーツ数着・靴数足のみです。靴はスペースをとるのでもっと持っていってほしかった、なんて思っています(笑)。