太陽がだいぶ深く沈むようになって、21日からオーロラ観測の夜勤が始まりました。
23日の未明、観測機器のメンテナンスを終えたあとの帰り道です。満月が昭和基地の北の海上に浮かんでいます。
ところどころに雲があるくらいで、星も見えていましたが、風が強くて、低い地吹雪になっていました。空中をさらさらと流れてくる粉雪が、煙のように写っています。
強風でもぶれないように、シャッタースピードを早くして感度をあげたら、ざらついたイメージになってしまいました。でも、こんな写真のほうが、雪つぶをぴしぴしと浴びる感じをより良く反映しているような気もします。