ふんばるドラム缶たち
氷上輸送で運ばれてきて、荷物を取り出したあとの空っぽのコンテナがきれいに並べられています。
中身を使いきったドラム缶の上に載せて、地面から浮かせることで雪が吹き抜けていくようにしています。昭和基地では、雪は上から降るのではなく、横から吹き付けるものです。たとえば、このコンテナを地面に置くと、風下側に雪が溜まって凍りついて、来年の持ち帰りの時に大変に苦労することになります。
もう使わない、持ち帰りを待つトラックもドラム缶のうえに。足が生えたみたいでちょっとユーモラスです。
南極に持ち込まれるドラム缶は、国内で普通に使われるものよりも丈夫なものだそうです。5.5トンの雪上車を4つのドラム缶で支えています。
あぶなっかしいようですが、昭和基地では、体に感じる地震は、まずないと言われています。だいじょうぶなのでしょう。
(ちょっとハイキーで撮影してみました。)