越冬の医療講習
越冬中の夕食は午後6時から。ミーティングが6時45分からで、だいたい7時まえには終わります。
そのあとは、だいたい自由時間になりますが、1時間ほど安全講習の時間が設けられる日もあります。隊員が講師になってお話をきく講習が多いのですが、29日の夜は医療講習の実習でした。人形に心臓マッサージ、人工呼吸、心臓に電気ショックを与えるAEDなど、ドクターの指導のもとで交代でやってみます。
サムスプリントという副木をつかって、負傷したところを固定する練習。
しらせの中や、昨年夏の国内訓練での講習の復習も多いのですが、越冬中ならではのものが、保温と搬送。負傷者を毛布と簡易テントでくるんで、さらにプラスチック製の板でくるんで運べるようにします。
↑ この写真、中に人が入っています。
冬の南極の屋外で歩けない怪我をしたら、こうやって運ぶことになります。
この日は食堂に集まっての講習でしたが、屋外での実習も予定されています。