ブリザードが終わった!外に行こう!
5月23日の朝になって、風雪がようやくおさまってきました。18日から続いていた「外出注意」「外出禁止」も朝食前に解除になりました。さあ、外に出よう。
まず建物と観測装置の点検からはじめます。排気口に詰まった雪をかき出したり、アンテナの枝が折れていないかどうか、双眼鏡でチェックしたりします。
空気の成分を精密に測る装置を点検するため、タワーに登っています。気温はマイナス11度くらいと暖かく(?)、風も弱かったので屋外作業には絶好の日でした。
これは大型大気レーダー”PANSY"のアンテナ群です。雪に埋もれてしまう前に、下の方のエレメント(枝のようなもの)を外しています。
昭和基地の除雪はたいへんな仕事です。パワーショベルや雪上車で雪を平らにならしていきます。雪面に凹凸があると、ブリザードのたびに大きくなって、車両が通れなくなります。
今回のブリザードの始末には一週間くらいかかるのでは、と言われています。