ごみが出せない
またブリザードがやって来て、2日の午後から外出注意になりました。
外に出られなくて困ることのひとつが、ごみ出しです。吹雪が続くと集積所から運び出せなくて、溜まっていきます。
この部屋は暖房が入っていません。生ごみも凍ってしまうので、臭ったり漏れたりすることはありません。体重計は、出したゴミの重さを記録するために置いてあります。昭和基地のごみの分別は30種類くらいに細かくわかれています。
天気が回復すれば、そりに乗せてこの建物に持ち込みます。
昭和基地で出たごみは、「しらせ」に積んで、すべて日本に持ち帰ることになっています。燃えるものは、焼いて灰にして持って帰ります。
これは生ごみの処理機。熱を加えて水分を抜いて、小さくして、ドラム缶に詰めて持って帰ります。
こうした仕事を受け持つ環境保全担当隊員はひとりだけです。当番制で仕事を手伝うことになっていますが、日ごろから彼の仕事を増やさないように心がけています。