すべてを持ち帰る
以前に南極教室で「ごみを減らすためにどんな工夫をしていますか?」という質問を受けました。
南極に持ってきたもののほとんどは、遅かれ早かれごみになります。ごみにならないのは燃料と食糧くらいでしょうか。
そして、すべてのごみはなんらかの形で持ち帰ることになっています。空き缶はこの機械で潰して小さくします。
ぺちゃんこになったアルミ缶たち。
びんも、この機械で砕いて小さくします。
砕いたびんはドラム缶に入れて、日本に持ち帰ります。そのドラム缶は、入っていた燃料を使いきったあとの再利用です。
南極では「余分なものを買わない」といったごみの減量はできませんが、使い終わったものを再利用したり、持ち帰るごみの体積を減らすなどの工夫をしています、というのが、「ごみを減らすためにどんな工夫をしていますか?」という質問の答えになるでしょうか。