2トン積み木製そりのおはなし
木工所で作られた、2トン積み木製そりの外枠の部品です。1957年に日本を出発した、でも越冬できなかった第2次隊から大きな変更なく使われてきたものですが、すでに製造中止になっています。壊れたそりの部品を流用したり、こうして作りなおしたりして、使えるそりを揃えていきます。
作りなおした外枠はこんなふうに組み付けられていきます。
木製そりが製造中止になったのは、このwebサイトによると、
> 製造会社である横浜ヨットでは、主力製品の掃海艇の材質が木造からFRPに
> 切り替わり、木材供給が困難になると共に、船大工さんもいなくなったのが
> 原因でした。
とのこと。
「掃海艇」というのは海に撒かれた機雷(船が接近・接触したとき爆発する)を取り除く軍艦ですが、その船の材質変更が南極のそりに影響しているとは知らなかった。