世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

第6話・夏の夜と三遊亭兼好さん【代理人投稿】

 南極行きが現実となり、訓練づけとなりました。

通勤が車から電車になると、飲み会が増えますね。

訓練、飲み、訓練、飲み・・・そんな毎日でした。

それなのに

「休みは家にいるからさ」

と言ってきて、

でも、メールをみて

次に言うセリフは

「ごめん、訓練が入った」

 

代理人は

「できない約束、最初からするな!」

と怒鳴ったこともありました。

 

そんな頃、三遊亭兼好さんと3人で飲む機会がありました。

www5d.biglobe.ne.jp

  

三遊亭兼好さんとご本人は、落語家とファンという間柄でございます。

同性、同世代、サラリーマンから転身、相通じるものがあるのでしょう。

兼好さんの特技は妻と子どもに無視されることだし(それも似てる?)。

 

兼好さんは、はっとすることをおしゃっていました。

落語家は、いい商売だ

例えば、電車のなかで足を踏まれたとする

本来なら、腹がたつことだけど、

それをネタにして高座で枕にしようと思うから

足を踏まれたことが、面白くて面白くてしかたない

あはははは~

(落語家だから実際の言葉はもっと巧み)

 

兼好さ~ん、これができないから代理人は苦労しているのですよ。

ご本人が帰ってきたら、また一緒に飲もうね!

と公開お誘い(笑)。