ケルンと旭日旗
基地の主要部から1キロメートルくらい東にはなれたところに、「ふじケルン」があります。二代目の観測船「ふじ」の代に作られたものなのでしょう。ケルンの右に「しらせ」、その向こうは南極大陸です。
昭和基地に「しらせ」が接岸すると、ここに自衛艦旗が掲げられます。
そして、2月に支援が終わって「しらせ」に自衛官が帰る時、総員名簿をケルンに納めて、旗をおろすことになっています。
昭和基地で鍵のかかっているところは珍しい。旗を上げる前に掃除をして、扉はぴかぴかに磨き上げられています。このあたりも観測隊とは文化の違いを感じますね。
「しらせ」はこのあと南下して、昭和基地からは見えなくなりました。海洋観測をしているとのことで、作業支援の自衛官はヘリコプターで交代します。