世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

19日の午後(その2)・"つくばアグリチャレンジ"の農園

8月19日、つくばエキスポセンターからNPO法人"つくばアグリチャレンジ"の農園へと移動しました。「真夏の巨大流しそうめん 〜夏の夜編〜」

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30メートルの流しそうめん、壮観です。この長さでそうめんを流そうとすると十分な高低差をつくるのが大変な様子。

 

南極でもこれくらいの長さだったかな。

nankyoku-30nin.hatenablog.com

氷山をすべり落ちるそうめんを救うのは楽しいのですが、 厚手の手袋をつけて割り箸を使うのはもどかしかった。やっぱり冷素麺は日本の夏空の下のほうが美味ですね。

 

ビニールハウスの中で講演しました。雷の音が聞こえてきて、ときどきぱらぱらと雨も落ちてきたので、予定よりすこし早めにスタート。2回お話をしましたが、まだ明るかった1回目よりは2回めのほうがオーロラ動画がきれいに見えたかな。

 

南極の氷の音は、流しそうめんにも使った器で聞いてもらいました。遠い昔の空気の音を、青竹の器で聴くのもいいですね。

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離れがたく氷の音を聞いている女の子もいましたね。

 

この夜、都内では雷でけが人も出たそうです。茨城の北部でも大雨になっていました。つくばでは、無事に終えられてよかったです。