父島に行ってきました2018 その1
先日、昭和基地での大気電場観測の訓練講師をしてきましたが、
東京から南に1000キロメートルあまり離れた父島でも、昭和基地と同じ装置を使った大気電気の観測が行われています。
↑ これが父島の観測装置。
↓ こちらは昭和基地。雪と氷の中で、頑張ってくれています。
世界中の大気電場の観測データを一つのデータベースにまとめるプロジェクトが始まっていて、父島観測点のデータを参加させるべく準備を進めているところです。観測装置とデータ伝送システムのお世話をするために、昨年に引き続き、父島に出張してきました。
小笠原に飛行場はありません。父島へ一般の交通手段は「おがさわら丸」という船だけです。東京・竹芝を出発してから父島に到着するまで24時間。出張期間は6日間ですが、船の中で往復1泊ずつ、島に3泊の日程になります。
データを記録するパソコンはトタン屋根の小屋の中においてあります。
滞在中は南国の強い日差しに照らされて、昼間は暑くてここでは長時間いるのは無理。朝5時過ぎに起きて、涼しいうちに作業していました。