eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」
さて、再放送もすんだことですし、語りましょうか。
一年あまりともに過ごした57次隊越冬隊長を見て、あんまり変わっていないなあ、と感心したり。48次隊の往復ともに南極に運んでもらった先代の「しらせ」の船内がとても懐かしかったり、ごく個人的な見どころはたくさんあったのですが、膝を叩いて納得したのは、
基地の内部にいて、ある人はisolation(閉じ込める隔離)を、
またある人はinsulation(保護する隔離)を感じる。
というところ。
これは、基地の外は「日本」か、「南極」かという意識の違いよるんじゃないかと思います。つまり、
日本から切り離されて昭和基地に居る
南極の中の昭和基地というシェルターに居る
どちらと思うか?
私は、ずーっと後者でした。ブリザードに閉じ込められた夜、南極は、人が住めるところではないのだなあと実感しました。
基地の外は日本だ、と思うと、isolation(閉じ込める隔離)だと感じてしまうんでしょう。どっちがよい、というものでもなく、人それぞれの感じ方です。