「面白南極料理人」最終回まで
年度末のお仕事の余韻が4月第一週まで繰越しまして、時間がなかったのです。ようやく、ようやく最終回まで録画を見ることができました。
「すばらしいなかまにめぐまれました、ありがとう」なんていう感想は、越冬終了直後、帰国直前にはなかなか出てこないもんだと思います。「やっと終わりますねえ、おつかれさま」という思いを持つ人が多いんじゃないかな。私もそうでした。
南極は、自分の仕事に自分で責任をもつことが求められるところです。私が休んだら私の仕事はたぶん片付かない。当番のしごとは代わってもらうことができますが、そのぶんどっかにしわ寄せが行く。国内だとその「しわ」が目立たない程度に、代わりを頼める人がいることが多いのでしょうが…。
帰国して3週間後に開催された帰国歓迎会で、また行きたい、と即答した人は一人だったと。
ただ、人間の記憶にはふるい、あるいはフィルターがありまして、辛かったことはだんだん薄れていく、楽しかったことは相対的に鮮やかになっていく。そうして時間が過ぎていくと「また行きたい」と考え始める人は出てくるのですよ。私も2回、行っちゃいましたし。
そんなことを思いながら、温めてザラメを入れた紹興酒を片手に、ぼんやりと最終回を眺めていました。
あ、そう、ちゃんとその前の第11話もみてますよ。一応。
って、当時のドームふじにハンバーガーに使うレタスなんて持っていけるわけないでしょ! もうちょっと脚本練ろうよぉ。