村上祐資さんの「都会のイグルー」
第50次隊に参加されていた村上祐資さん、火星基地居住実験に参加されるなど昭和基地から宇宙を目指しているお方です。私は昭和基地にいるときに彼がパーソナリティを務めるラジオに出させてもらったり、
先月には「SIRASE」船内でお目にかかったりしたのですが、
これまでゆっくりお話を伺う機会はありませんでした。
7月28日、私のうちから自転車で10分そこそこのところにある小学校で講演されるとの情報を得て、行ってまいりました。
朝10時から子どもたちが高校生の助けをえて「都会のイグルー」を作り、完成後15時から講演、との予定でした。
練馬のアメダスでは33度を超えていました。暑くて大変だろうなあと思っていたのですが、このアリーナには冷房が効いていました。
アリーナのドアを開けたら正面にドームが現れました。完成間近か?と思いきや、一時間くらい開始が遅れそうとのこと。
この型でプラダンボール板を切り抜いて、パーツをつくって組んでいきます。
今回のパーツは5種類だそうです。
壁のうえに、ドームを載せていきます。
講演では、極地よりも2015年のネパールでの地震のあとのイグルー作りと火星ミッションの話のほうが多かったです。スライドを多用せずに、一枚の写真でじっくり語るスタイルには感心しました。自分は、紙芝居のようにたくさんのスライドを作ってしまいがちです。もちろん、村上さんのほうが講演の経験も格段に多いでしょうから、まねするようなものではないのですが。
私が参加した57次隊(2015-2017年)では村上さんから提供されたパーツを積んでいって、現地で組み立てました。
このときは壁はつくらず、色は白一色でした。この日に見たのは青白の2色ですが、やっぱりちょっとカラフルな方がいいですね。ネパールの人たちはカラフルなものがお好きだそうで、さらに色数が多くて楽しそうでした。