世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

訓練:無人オーロラ観測装置

出発まであと100日になりました。

長野、北海道、名古屋、信楽の次はつくばです。25日、日帰りでつくば市国土地理院に行って、無人オーロラ観測装置の設置訓練を受けてきました。

無人の観測装置は、南極大陸や沿岸の島にいくつも設置されています。たとえば、南極で私たちも取り扱う無人磁力計は、地球の磁力(地磁気)を測って、衛星携帯電話を使ってデータ日本に送ってくれます。今回取り扱う無人オーロラ観測装置は、地磁気だけでなく、オーロラの画像やGPS,GNSSの電波も観測してしまおう、というものです。

 

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透明なドームの中にオーロラを観測するカメラ。

 

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こんなふうに枠を組み立てて

 

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カメラなどの入った箱を載せていきます。

 

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たくさんの観測器を使うので、電力消費も増えます。太陽電池風力発電でで必要な電気を作り、重さ30㎏のバッテリ10個に貯めて使います。

 

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完成すると外観はこんな感じ。

 

開発されたばかり機械なので、まずは一年間、昭和基地でテストして、うまくいったら人のいない南極大陸に移設することになっています。