雪を測るのは難しい
昭和基地には雨量計がありません。国内では雨量計に落ちた雪をヒーターで溶かして、水の量を測りますが、南極では何ミリふりました、という測り方はできないそうです。
南極の雪は軽く舞い上がって吹き付けてくるので、雨量計の中にすんなり落ちてはくれません。降った量よりもたくさんの雪が吹き込むか、ごくわずかの雪だけを測ることになるのかわからない。
そこで、吹きだまりのできにくい、平らな海氷の上で、雪の積もった量が増えたか減ったかを測っています。
氷の上に9本”田”の字型に竹を立ててあります。週に一回くらい、雪までの長さを図って、記録しています。
午後4時過ぎには夕焼け空になってきました。日の出から日の入りまで、9時間くらいです。