第60次日本南極地域観測隊員の公募がはじまりました
南極地域観測隊員の公募がはじまりました。応募締め切りは11月29日(水)です。
我と思わんものは、応募書類作成を急ぎましょう!
60次隊の公募枠は合計8人です。
調理(2人)、医療(2人)、野外活動支援
設営部門(調理、医療、野外観測支援)の各担当隊員│第60次南極地域観測隊員候補者の公募について│国立極地研究所
宙空圏変動、気水圏変動、地圏変動各部門のモニタリング担当
観測部門(モニタリング観測)の各担当隊員│第60次南極地域観測隊員候補者の公募について│国立極地研究所
すべて越冬隊員で、来年、2018年11月に日本を出発して、2020年3月に帰国する予定になっています。東京オリンピックには間に合いますね。
わたしも3年前に応募しました。そのときの面接のやり取りをブログにアップしています。参考になるでしょうか…。
関西遠征・夜の部
16日の夕方、学会発表を終えたあと大阪・梅田に移動しました。
30年くらい前、予備校生だったころに梅田界隈はよく歩いたものですが、だいぶ雰囲気が違っていて、ちょっと道に迷いました。
あのころはこんな観覧車はなかったですよ。
観覧車の近くの店で、関西にいる、一緒に南極で越冬してきた人と呑んできました。今になって出てくる本音を聴くのもまた楽し。
2時間半ほど呑んだあと、京阪電車での睡魔との闘いに勝利して、無事にホテルに帰り着きました。
昭和基地のバーは帰る心配がいらなくて、よかったなあ。
nankyoku-30nin.hatenablog.com
関西遠征・昼の部
10月中旬とは思えない寒さですが、みなさま風邪などひいていないでしょうか。
わたしは16日、17日に、京都大学宇治キャンパスで行われた地球電磁気・地球惑星圏学会に参加してきました。
会場は京都駅から奈良線に乗り換えて20分ほどの黄檗駅から徒歩5分。出張者にとっては、京都市内にある、時計台のある本部キャンパスよりもアクセスが良くてありがたい。
わたしの話した会場は、木質材料実験棟(木質ホール)のセミナー室でした。木材の強度性能評価や新素材研究をする施設だそうです。そのためか、木材をふんだんに使った、温かい感じの建物です。
(写真に写っているのはわたしではありません。)
わたしは「極域で観測された大気電場・ELF波動データの複合解析による全地球電気回路の研究」というタイトルで発表してきました。15分の持ち時間ですが、スムーズに話せるようにギリギリまでパワーポイントファイルを見直して、準備していました。それでも質疑応答で、かなり鋭い質問を頂戴しました…。自分の研究を改めて考える機会を頂いたということで、ここでも"良い質問はなによりのお土産"だと思うようにしています。
「南極の歴史」講話会に行ってきました
7日の土曜日の午後、御茶ノ水にある日本大学理工学部で開催された第24回「南極の歴史」講話会を聞いてきました。南極OB会の主催で、2009年から年4回くらいのペースで開催されているようです。この日は一般公開・入場無料とのことでしたが、やはり南極OBの方々が多かったですね。
「ライダー観測事始めとバイオエアロゾル観測」
「南極の気象・気候から沙漠の気象・気候」の2題の講演を聴いてきました。
昨年は昭和基地で、ライダー観測のレーザー光線を眺めてきましたが、この観測が始まったのは24次隊、35年くらい前だそうです。
観測を始めるころの苦労話も興味深くうかがいましたが、当時の写真を見ると、大きく変わっているところもあり、ほとんど同じ建物もあり、これも面白かったです。
会場では売店が設けられていました。OB会の関係した書籍・DVDのほか、缶バッジ、ネクタイピンなどが売られています。
「南極すごろく」というのが気になる・・・ここに紹介記事がありますが、「健康診断でアウト、振り出しに戻る」なんてコマは、なさそうですね。
57次OBの59次隊壮行会
涼しくなってきました。秋深まると、南極観測隊の出発も迫ってきます。
私の参加した57次隊員で、今度出発する59次にも参加する人たちの壮行会を開きました。みなさん57次隊では夏隊員で、昨年の3月に帰国しています。越冬で、今年3月に帰ってきて、日本滞在8ヶ月ですぐ出かける、という人は(今回は)いません。
場所は中央線西荻窪駅近くの居酒屋「じんから」。55次で越冬した調理隊員のたてやさんが大将です。 私が昭和基地に出発するまえに開拓してきたお店。
「今度行く59次の壮行会をやります!」と相談したら、こんな粋なはからいが。
酒も肴もけっこうなもので、思い出話に花が咲き、酒が進みます。
お刺身の載った船は「しらせ」だそうです。帆船だったのか?!