世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。

レスキュー訓練

13日夜から風が強くなって、夜半前には外出禁止になってしまいました。14日午前のレスキュー訓練は、外に出られないので、室内にロープを張っての訓練になりました。

クレバスに落ちた人がいて、様子をうかがうという想定です。覗き込んでいたら足元がくずれて自分も落ちてしまう、という危険もあります。まず雪上にロープを固定して(フィックスロープ)、そのロープに自分の体をつなぎます。野外では雪に杭を打ち込んだり、雪上車に固定したりすることになります。

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背景がちらかっているのには目をつぶってください ^ ^;)

 

"エイト環"と"グリグリ"という道具を使ってロープを下ります(懸垂下降)。

階段下へ、2メートルちょっとくらいでしょうか。

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クレバスに落ちたあと、自力で脱出する訓練です。"ユマール"、"フットループ"、"グリグリ"を使ってロープを昇ります。

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事故発生の直後であっても、あわてずに自分の身を安全にしてから行動すること、使う道具は間違っても落っことさないように扱うことなどを学びました。でも、こうした技術を使わずに越冬を終えたいものです。

 

 

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