「面白南極料理人」第5回
一話に3つのショートストーリー。1つはシリアス、あと2つが…というフォーマットなのかな。
今回のシリアスネタは、母親の訃報で落ち込む隊員のお話。
昭和基地でも、ドラマの舞台のドームふじでも同じで、冬のあいだは何があっても、いくらお金を積んでも帰国することはできません。
私も、越冬中に長年の友人を亡くしました。
昭和基地からは弔電を打ちました。
「長きにわたる闘病生活に、おつかれさまと申し上げたいです。
安らかにご永眠されますよう、遥か南の空からお祈りいたします。」
葬儀に参列してもらった家人は、披露されたのを聞いて涙ぐんだとのこと。
南極にもメールや電話が通じるようになり、コミュニケーションは取りやすくなりましたが、”会う”ことだけは無理。
「刑務所だって面会はできるのにねえ」と誰かが言ってましたな。