訓練:ライダー観測
長野、北海道、名古屋の次は滋賀県です。8月22日、滋賀県信楽にあるMUレーダー観測所で訓練を受けてきました。MUレーダーとは、中層(middle)と高層(upper)の大気を観測するレーダーシステムです。
475本のアンテナが並んでいます。
今回私たちが訓練を受けたのはMUレーダーではなく、空に向かってレーザー光を打ちあげて、その反射光から上空の温度を調べる「ライダー観測」です。
これまでの訓練で「HFレーダー」で風を、
「ミリ波」で大気の組成を
観測できると勉強してきました。さらに「ライダー」を使えば温度もわかる、というわけです。
お昼過ぎから夜9時くらいまで、冷却水の管理、フィルターやランプなど部品交換の手順などの訓練をみっちりと受けました。
この観測に使われるレーザー光は、強いパワーを持っているので、皮膚に当たるとやけどします。まともに目に入れると深刻なダメージを受ける恐れもあります。安全第一。
交換したランプ(特殊な電球)に通電するとこんな感じでに光ります。
信楽といえば、焼き物のたぬき。駅前から街なかまで、どこにでもいます。
MUレーダーの前にも一匹。これって、"ゆるキャラ"の元祖?