世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年2月1日に次の隊と交代。3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

昭和基地の天気予報

12日の出発を予定していた西オングルへの泊りがけの野外活動は、20メートルを超える強風のため、中止・順延になりました。でも、そんなに慌てることはありませんでした。
気象庁から派遣された隊員が前日に発表した天気情報で予想されていたためです。

12日の天気予想は
今夜 12日 (1800-0600) 風 18メートル 天気 くもり
明日 13日 (0600-2400) 風 15メートル → 8メートル 天気 くもり一時雪
明後日 14日 (0000-2400) 風 朝晩5~8メートル 日中3メートル 天気 くもり
 でした。ヘリコプターが飛べる天気ではなさそう。

この予報は、一日一回、昭和基地時間の18時まえ(越冬隊の晩ご飯の前)に出されます。アメリカの南極観測支援事業の一つ、Antarctic Mesoscale Prediction System(南極メソスケール予報システム)の予想天気図を主な検討材料に、オーストラリア気象局の情報も参考にして、出しているとのこと。

わりと?よく当たります。気象担当の隊員と話していたら、日本よりも地形が単純で、地表からでてくる水蒸気などの計算が難しいファクターが少ないので、大規模な、明日晴れる、風が強くなる、といった予想はよく当たるとのこと。しかし、南極では気象観測のデータがすくないので、いつごろ風が吹き出す・やむといった細かな予報は難しいらしいです。

さて、一日順延になりましたが、13日は出発できますかな。

 

写真は気象棟です。築40年超のかなり古い建物で、新しく建てる「基本観測棟」に引っ越す計画があります。

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