「南極すごろく」
昨年秋に、 「南極の歴史」講話会に参加したときに見かけた「南極すごろく」。
その後も気になっていたのですが、ようやく入手することができました。
「南極の歴史」講話会で見かけたときは、
>「健康診断でアウト、振り出しに戻る」なんてコマは、なさそうですね。
って書いたのですが・・・。
ありました!
”再検査 身体検査でいじょうがあったのでもう一度検査”
うーん。観測隊員OBが考えるネタは、おんなじですなあ。
そして、観測隊員OBの私の想像を超えたコマが、
サイコロ1がでたら、”もう1年越冬”
これは怖い。30人越冬隊員がいたら5人くらい帰れないのかぁ。
で、さらに1年後にサイコロ1がでたら、、、
第61次日本南極地域観測隊員の公募がはじまりました
南極地域観測隊員の公募がはじまりました。応募締め切りは11月26日(月)です。
昨年より一ヶ月以上早いスタートですが、締切はだいたい同じくらい。
応募書類や推薦状集めに、ちょっと時間の余裕がありそうですね。
61次隊の公募枠は前年と同じ8人です。
調理 2人
医療 2人
環境保全 1人
野外観測支援 1人
(資料1)第61次隊『設営部門』公募分野一覧(担当と職務内容・条件)│第61次南極地域観測隊員候補者の公募について│国立極地研究所
モニタリング観測 2人
(資料1)第61次隊『設営部門』公募分野一覧(担当と職務内容・条件)│第61次南極地域観測隊員候補者の公募について│国立極地研究所
私が参加した57次隊のOB・OGと会って呑んでいますと、「もう一回行きたいなあ」という人が増えてきた、かな。
この夏の猛暑に飽き飽きした人は、再来年は南極に退避、いかがでしょうか。
今年の8月だと、昭和基地は東京の温度差は60度くらいありましたね。
皆既月食を見たかった
吉祥寺と南極のかき氷
梅雨明け、猛暑のあと台風がやってきて目まぐるしいお天気になっています。先日、吉祥寺に出かける用事があって、あまりの暑さにこちらで休憩。かき氷を頂いてきました。
ケーキとコーヒーのセットとおなじくらいのお値段で、不安と期待が交錯する中(おおげさ)、やってきたのがこちら。アッサムティーのシロップが大変に美味です。
(ちょっと食べちゃった後の写真です。来たときはもっと盛りがよかった。)
氷もきめ細やかでふんわりしていて、さすがプロの出すものは違う、と思わせてくれるものでしたが、この口当たりは、南極の雪で作ったやつと似ていました。
2016年1月7日、南極大陸の雪で作ったミルク金時。
この雪は汚染がほとんどなく、日本で売っている水よりも多分キレイ。お腹をこわしたりはしません。(たべすぎなければ)
南極観測隊は、昭和基地でもきれいな雪を集めてきてかき氷を楽しむのですが、これから行く人はぜひ、上質なシロップを持っていったほうがいいですよ。
日本に帰って、あのかき氷のクオリティを再認識しました。
6月 30日の「世界一受けたい授業」を見ました
30日の「世界一受けたい授業」に、一緒に南極に滞在した渡貫女史が出演しているのを見ました。 私が提供した写真が十数枚、きちんとクレジットをつけて提供されていました。コンプライアンスにも気を遣っているのでしょう。
「南極で特別に許可されて、FAXでできること」というクイズがありました。
婚姻届、という強烈なお答えもありましたが、正解は選挙の投票でした。
昭和基地からの投票に必要な「南極選挙人証」は、帰国したら選挙管理委員会に返納することになっています。
ラーメンはスープ少なめ、というお話がでましたが、これは下水処理の苦労を減らすためなのです。
現在、昭和基地からの排水は、国内と同じくらいまでキレイに処理したら、海に流してもよろしい、ということになっています。りっぱな処理施設がありますが、このしごとを担当するのは、たったの一人。(この写真の下のほうに写っています。しかもごみ処理も兼任。)
寒い中で、汚水を分解してくれるバクテリアの面倒を見て、装置をうごかし続けるのは大変な仕事です。30人分、油と塩分を豊富に含んだラーメンスープを減らせれば、という気遣いだったのですよ。