世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

南極に持ってきた本、南極で買った本

南極にどれだけの本を持っていくのか?はかなり悩ましい問題です。

9年前、はじめての昭和基地越冬でわかったのは、

・まんがや小説などは基地の中にたくさんある。

・南極関係の資料もたくさんある。

・専門書はあんまりないけど、それはしかたがない。

・コンピュータ関係の本が足りない!

 

居室の本棚は、ベッドすぐよこにあります。南極では地震はほぼないのですが、頭のすぐ上に本がたくさんあるのは落ち着かないので、本棚を足元にして寝ています。

ここには仕事に関係した専門書と国内ではなかなか手が出ない重たい本。国内で読まない本を南極では読めるのか、となると、う~ん。

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コンピュータ関係の本は職場に持ってきています。古いものが多いのですが、長く親しんだ本が使いやすいです。

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そして、やっぱり電子書籍NHKのテキストや青空文庫のデータなど、紙で持ってくると大変な量ですが、ずいぶんラクになりました。青空文庫吉川英治が入ったのは嬉しい。30年ぶりに『三国志』を読み返しました。

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新刊も買えます。こちらに来て購入したのは2冊です。(電子書籍も冊って数えるの?) 

火星の人

火星の人

 

 

 

 

今週のお題「わたしの本棚」