昭和基地の吹雪と日本の吹雪
12月12日から13日、この冬いちばんの寒波が襲来するなかで、能登半島に出張してきました。
のと里山空港に着陸する直前の窓の外です。冬の入道雲がもくもくと立っています。
この雲で起きる雷が観測のターゲットです。
金沢大学能登学舎に、冬の雷の電気や放射線を観測をする機械を設置してきました。
お天気は雪、ときどき直径3ミリくらいのあられが降ってきます。屋上で作業していると、身体があっというまに真っ白になりました。
能登の吹雪では、湿った雪が降ってくるので、手袋がすぐにぐしょ濡れになります。昭和基地のブリザードは乾いた細かい雪つぶが飛んでくるので、屋外では濡れる辛さはありません。
一晩で10センチくらい積もりました。民宿に泊まった翌朝、レンタカーを発進させるまでがたいへん。
金沢大学能登学舎は、廃校になった小学校の校舎を利用しています。
帰る前、すこしだけ雪が弱まって、教室の窓から日本海が見えました。