デスクワーク (代理人更新)
ご本人、しらせ用に買った大型ディスプレイをえらく気に入って使っておられるようですが、帰ってきたらどうするのだろう?
はっきり言いますが、これを置く場所が家にはありません。
きっと、ご本人の帰国とともに、そういう意味不明なものがいっぱいやってくるのだろうなぁ・・・。あっ、ご本人の帰国は飛行機だから荷物は一部で、しらせ帰港の後が残り全部なはずだ。
あぁ、何を持ち帰るのだろう?段ボールで何箱なんだろう??誰が片づけるのだろう???想像しただけでも恐ろしい・・・。
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報告書を書いたり、昭和基地で観測したデータの解析をしたり、船内でもパソコン仕事はしています。
揺れる船の中では、画面が大きくないと辛い。大型ディスプレイを買っておいてよかったです。倒れないように、テープで固定しています。
DVDを見るときにも画面が大きいほうが楽しいですしね。
身体を動かしましょう (代理人更新)
気がつけば、代理人は1か月以上ブログの更新をしているなぁ。
ということは、ご本人は1か月以上しらせに乗っているんだぁ。
やっぱり、そういうことをしたいよね。
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朝8時から午後6時半まで、艦上体育が許可されます。観測隊員だけでなく、自衛隊員のみなさんも空き時間を利用して、甲板を走っています。
氷山をバックにテニスをする人も。
柵は腰くらいの高さですから、かなり上手くないと、ボールがいくつあっても足りません。
天気の悪いときは「艦上体育は艦内のみで行え」という放送が入ります。
船内には「保養室」という名前のジムがあって、ここで汗を流す人もいます。
氷山をバックに飛ぶ鳥 (代理人更新)
帰国まであと2週間となりました。
予定が決まったり、「よかったね」とお声かけいただくことが多くなったのですが、未だ再会のイメージができないし、そもそもお迎えの準備が進んでいるのか、もうよくわかりません。
気ぜわしい
ただそれだけです。
愚痴ってないで一つ一つ仕事をこなしていくしかないのですが、ぐじぐじ・ぶすぶす、うだうだ・・・。
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3月3日の午前、クジラが見えるとの艦内放送を聞いて、カメラを持って外に出てみました。何頭ものクジラが潮を吹いていて、その上に鳥(たぶんカモメのなかま)がたくさん飛んでいました。
オキアミがたくさんいるところには、オキアミを食べるクジラも鳥も集まってきます。
極地での活動を終えて考える (代理人更新)
本日の記事、ご本人はさらっと書いておりますが、代理人的には「閉鎖空間の極意がここに!」なんてタイトルをつけちゃいたくなります。
2月にしらせが南極を離れたら、次のしらせがお迎えに来るクリスマスの頃(順調にいけば)まで補給がありません。第57次越冬隊でいうと越冬隊30人以外の人と逢うことができません。完全なる閉鎖空間・無補給です。
チームで行うスポーツに例えると、ベンチ入り選手がいません。ケガをしても自分の代わりはいないし、救急車は来ないどころか他の隊員が救助活動を行うことになります。
なので、不測の事態が発生しても対応できる力を常に用意しておくことが求められます。
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アムンゼン湾での野外活動を最後に、わたしの極地での仕事は終わりました。
ホッとした、というのが正直なところですが、達成感のようなものは、そんなにありません。全力を尽くしました、ということがなかったからかもしれません。
「南極では100%の力を出さない」というのは、ある程度意識してきたことです。言い換えると、常に余力を残して活動してきました。極地では、駅伝やマラソンのようにゴールして倒れ込むような行動をしてはいけないとおもっています。ゴールだと思って着いてみたらまだまだだったり、到達直前に思わぬ困難があるかもしれない。例えば、アムンゼン湾での仕事は日帰りを3回でしたが、毎回、テントと食料と水3日分をヘリコプターに積んで往復させました。日帰りの予定でも、3日くらい帰れないという事態を覚悟した上で行動しているということです。
計画されている仕事に100%の力を出していたら、アクシデントがあったときに対応する余力が残っていないかもしれません。そうしたら、極地では命の危険にさらされます。駅伝やマラソンのように棄権ができるものではなく、火事場の馬鹿力をあてにするのは賢明ではありません。
もちろん、手を抜くわけではなく、疲労困憊するまえに休む。意識して早寝する。お酒をやめて、せめて内臓だけでも休ませる、などなど…。コンディションを整えて、常に余力を残すように心がけていました。
すべてうまく行きました、とは言えないかもしれませんが、どうやら無事に14か月のマラソンを走り終えました。
『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』 【代理人投稿】
みなさんの2017年の春は何が待っているのでしょうか?
代理人にとっては第57次越冬隊の帰国で、ご本人から南極の話を聞くことを楽しみにしているのですが、一足先にドラえもん達が南極へ行ってきて、『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』が公開されましたね。
さっそく代理人は3月5日(日)に観てきちゃいましたよ。
はりきって公開翌日のイベント付きの会に行ってみました。
劇場入口にドラえもんがいてタッチができる(撮影はNG)という内容のイベントでした。だから劇場に入るために長蛇の列で、はぁ、ぐったり・・・。
でも、気を取り直して、南極観測隊と比較しながら映画をみました。
ドラえもん達の大冒険のきっかけは南極でかき氷を食べたことでしたが、
ご本人も南極でかき氷を食べていましたね。
この記事によると例年隊員はかき氷を食べているそうですね。
360度のオーロラがマンガの域を超えていてきれいでした。
映画には赤のオーロラも出ていて妙にリアルと思いました。
一瞬昭和基地が紹介されていましたし、氷山の説明がとてもわかりやすく上手だと思い、エンドロールを凝視したら・・・
第56次越冬隊の2人のお名前がありました。
きっと観測隊はドラえもんのポケットから出てくる道具がほしいのでしょうね。
ご本人もどこでもドアに言及していましたね。
でも、実際の南極にいるのはドラえもんではなくペコちゃんですね。
とまぁ、内容とは離れた比較になってしまいましたが、時空を超えた大冒険で大人も楽しめましたよ。