世間がもし30人の基地だったら

日本南極地域観測隊に参加して、2015年12月に日本を出発しました。昭和基地で南極の冬を過ごして、2017年3月23日に帰国しました。帰ってからも南極に関わることがときどきあるので、更新を続けています。

ライギョダマシに再会してきました

 一昨年の11月に、昭和基地の近くで釣り上げたライギョダマシ。

nankyoku-30nin.hatenablog.com

 

 

日本に持ち帰ったら水族館で展示される、と聞いていたのですが、このたび葛西臨海公園水族館で標本の展示が始まったとのこと。お正月3日に出かけてきました。

www.tokyo-zoo.net

 

はく製ではなくて、液体(ホルマリン?)に漬けてありました。近くで見ると、やっぱり大きい。昭和基地では足元に横たわっていたのですが、目線に近いところにいると、なかなかに迫力のある面構え。

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なかなかいい男じゃないか、といってもオスメスどっちなのかわかりませんが。

 

この大きさの魚を釣り上げるの大変じゃない?と思われるかもしれませんが、とくに暴れたりすることはなく、すんなり引き上げられたそうです。釣れたときも生きていて、氷の上では尻尾をブンブン動かしていましたが…。

たくさんの人がライギョダマシくんを囲んでいましたが、あの、強烈な生臭さを知っているのは私だけだろうなあ。

 

葛西臨海水族館にはペンギンもいます。南極成分多め?

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でも、昭和基地で見かけたアデリーペンギンコウテイペンギンはいません。彼らにとっては、日本で屋外で暮らすのは、ちょっとしんどいのでしょうね。